【実録hintゼミ】イノベーション実習5~ビジネスモデルを構想する
出来上がったプロトタイプをもとに、ビジネスモデルキャンパスでいったん事業を俯瞰でみて収益化の整理をし、さらにPSF(課題解決フィット)インタビューを行います。
前回のCPF(顧客課題フィット)インタビューとは違い、(できれば)実際にそのプランに興味がありそうな人に聞いてみます。人数は最低5名、というところは前回と同じです。
ヒアリングをして明らかにしたいことは、以下3つ
・製品リスク:最小限の機能は何か?
・顧客リスク:最初に買う人はだれか?
・市場リスク:いくらで買ってくれるか?
結果により、ピボットももちろん可能。今まで仕事で行っている新サービスについてのアンケートはまさにこれなので今度は感覚がつかみやすかったです。
何とか5名にアポをとり、ヒアリングを行いました。金額についてはやっぱりというか、予想通りの回答を得られてホッ。むしろ、私の設定はちょっと安すぎかも?ある程度質を求められるサービスなので、納得できれば価格はもう少し上げてもいいかなという感触です。(確かに最低賃金に深夜割増を考えると、もう少し上げるのが現実的だとあとで気づきました)
インタビューを重ねると、
・むしろ2子の時に頼みたい(1子と2子の寝貸付のリズムが違うので大変だし、どうしても上の子にかまってあげれられないので)
・新生児や夜泣きのほか、卒乳のときにも使えるかも
・経験者のほうがありがたいが、大学生くらいのほうが気軽に指示できて気を使わないかも?
などなどリアルな声がたくさん。
2子については私もすごく体験してて、夜中に下の子が起きてしまって寝かしつけているときに上の子が起きてしまったときのカオス・・・。結局上をほったらかしてしまったという罪悪感を思い出しました。ナイトナニーにお任せして、上の子とゆっくり絵本タイムなどがあれば、家族みんなの笑顔につながるなあと。おおむね好意的な意見で、プラン自体の方向性は間違っていないのだなと確信できました。
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さて、ここまで書いて。
hintゼミのイノベーション演習としては、PSF(課題解決フィット)インタビューを完了させたところで、いったんゴールをむかえます。
「受講料が変わらず、2つも学べるならやったほうがお得でしょ!」というケチ根性からスタートした私のイノベーション演習も、斉藤先生のアドバイスをいただきながらなんとかここまで来ることができました。
「ママのストレス緩和、ひいては子どもの笑顔につながるサービスを考えたい」とアイディアを出してから、インタビューを重ね、ピボットし、友人からナイトナニーというサービスがあることを知り、調べ、斉藤先生から単価を下げる方向性でアドバイスをいただき・・・
ものすごく無理をしたわけでもなく(学ぶことが多く、ちょっと途中で頭がパンクしそうになりましたが)出会いとアドバイスで道が開け、ここまです~っと流れ着いた、そんな不思議な感覚のする3カ月でした。
逆に、こんなに自然にひとつのアイディアを「もしかしたら実現できそう」というレベルまで落とし込めることに感動。やりかたを座学で学ぶだけでは、絶対に得なかったであろう腹落ち感を、実践することで得ることができました。
これからイノベーション実習に挑戦してみようと思っている方は、とにかくすべてのステップを自分のプランで試し、体験することをおすすめします。そうすることで、よりしっかりとhintフレームワークが理解できます。先生がいつでも相談に乗ってくださるので、オンラインでも十分にこなせます。
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さて、私のhintゼミの活動ですが、ありがたいことに、斉藤先生や協力者さまのおかげでPSF(課題解決フィット)インタビューの先のステップへ進むことになりました。
MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)をつくり、ユーザーテストを繰り返してみよう、ということに。フィードバックをもらって、PMF(Product Market Fit)を目指します。
正直に言います。
私、寝なきゃダメなタイプなんです…
いつもは子どもと毎日9時半に寝てるんです。
補講や勉強会でリアル参加したhintゼミも、毎回眠かったんです・・・(笑)
そんな私がどこまでいけるか、正直、ワクワクよりドキドキのほうが強いですが、一緒にトライしてくれるメンバーも、斉藤先生はじめ強力なアドバイザーのかたがたとのご縁もできたし、できるところまで頑張ってみたいなと思います。
人生、楽しいほうへ。
おしまい