ママ、僕は教えて欲しいわけじゃないんだよ。
子どもたちが口をつぐむ12のお決まりの型、というのがあります。
- 命令 ~しなさい、~してはいけない
- 脅迫 嫌いになるよ、お前のためだよ、恐ろしいことになるよ
- 説教 ~べきだよ、~するべきだ
- 提案 ~したらどう?、こっちのほうがいいんじゃない?
- 講義 論理の展開で説き伏せる、正論を言う
- 非難 嫌だね、ダメだ、
- 同意 ~しなくていいよ、私もそう思うよ
- 侮辱 おまえは相変わらず甘ったれだね、馬鹿だね
- 解釈 ~なのは、~だからだろう
- 同情 気持ちはわかるよ、そうだよなあ!
- 尋問 どうしてそう思うの?、いつからそうなの?、なぜ?
- ごまかす その話は今はやめよう、それより~しよう
(詳しくは親業の本や講座で詳しく学べます)
なんとまあ、毎日口にしていることばかり!!!(笑)
全部言ってはいけないといわれたら、口をつぐむしかないじゃないか、と
習った時は愕然としたし、今でもこれらを完全に除去するのは無理だと思います。
それでも、できるだけ(自分に問題が無い場合は)これらを排除し、ニュートラルな気持ちで相手の話を聞くこと。その大切さを先日改めて気づきました。
朝、保育園に向かう途中、
自転車の座席から次男が話しかけてきたときのこと。
次男「ママ~、自転車に乗るときに免許っているの?M(長男)は免許持ってるの?」
私「いらないよ。ちゃんと乗り方を覚えて、安全教室に行って、OKって言われたら乗ろうね。R(次男)は小学校に入ってからだね」
次男「・・・ママ、そういうことじゃないんだよ。教えてくれて悪いんだけど」
私「!?」(少し考えて)
私「ああ、ごめんね。自転車に乗りたいなあ、って思ったのね」
次男「うん!」
私「早く乗れるといいね」
次男「うん」(ご機嫌になり、この話は終了)
「教えてくれて悪いんだけど」なんて大人な言い回し、どこで覚えたの??なんて後から思い出し笑いをしてしまいました。
そうだよね、別に答えを知りたいわけじゃないんだよね。
背中越しだったので表情は見えなかったけれど、きっと最初の答えでは次男の顔は晴れなかったでしょう。
早く乗りたいという気持ちを分かってもらえた時の声は弾んでいました。
しかしまあ、子どもとの会話は想像力がいりますね。
ここで鍛えておけば、大人の相手など楽になりそうです(笑)
親業について興味のある方はこちらの本がおすすめです。
講座でも教科書的に使う一冊です。
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おしまい